海外セレブたちの私服スナップは、スタイリングの宝庫だ。なかでも時代の空気感を的確に捉えているのがヘイリー・ビーバーである。彼女の定番は、オーバーサイズのドロップショルダーアウターに落ち感のあるボトムスを合わせるミニマルな構成。キャップやサングラスといった小物を同系色でまとめ、足元には重厚感のあるスニーカーをセットすることで、力みのないラグジュアリーを体現している。
一方で、Y2Kやヴィンテージミックスのパイオニアであるベラ・ハディッドの切り口はまた一味違う。彼女はタイトなクロップド丈のトップスにローライズ気味のボトムスを合わせ、ヘルシーなウエストラインを見せるスタイルを得意とする。足元にはレトロなローテクシューズやゴツめのブーツを仕込み、ノスタルジックでありながら先進的なムードを構築。二人に共通しているのは、自分の骨格とストリートの文脈を完璧に計算し尽くしている点だ。