世界中の知の集積地である医学論文データベース「PubMed」を探索すると、スポーツ医学と成長科学に関する興味深い研究がいくつも見つかる。10代の前半から中盤にかけての若年層を対象とした臨床実験データでは、適切な筋力トレーニングを実施したグループの方が、運動習慣のないグループに比べて成長ホルモンの分泌量が有意に高く、骨密度および骨長の増加傾向が確認されている。
エビデンスが明確に提示しているのは、単に「体を動かせば良い」わけではないという点だ。成長ホルモンの分泌は、大胸筋や大腿四頭筋といった大筋肉群を刺激する短時間のマルチジョイント運動において最も高まる。感覚論ではなく、国際的な学術データに基づいたアプローチが不可欠となっている。