興味深いのは、海外の視聴者が猫そのものだけでなく、猫が収まっている「かご」そのものにも強い関心を寄せている点だ。大分県別府市や岩手県一戸町などで作られる伝統的な竹工芸品は、プラスチック製品にはない温もりと美しさを備えている。
長年使い込まれた竹かごの琥珀色のツヤと、そこに丸まる猫の毛並みの対比。この視覚的な調和は、日本の伝統的な美意識である「侘び寂び」や「用美一体」の精神を体現していると、海外のインテリアやデザイン業界からも熱い視線が注がれている。猫がかごに入ることで、伝統工芸品に新たな命が吹き込まれるというポジティブな循環が生まれているのだ。