だが、美談で塗り固められた追悼のセレモニーは、海を越えた調査報道によって粉々に打ち砕かれる。英BBCが制作したドキュメンタリー『J-POPの捕食者:秘められたジャニーズの闇』の放送は、日本の芸能界に壊滅的な衝撃を与えた。
英本国のBBC iPlayerで配信され、瞬く間に世界中で拡散されたこの番組は、あの豪華な葬儀で神格化されたプロデューサーの正体が、半世紀にわたり少年たちを搾取し続けた加害者であった事実を白日の下に晒した。日本の主要メディアが「国民的プロデューサーの死」として一斉に追悼ドキュメンタリーを流していた時期の報道姿勢は、国際的なジャーナリズムの基準から見て完全な異常事態だった。後にNetflixなどグローバル配信プラットフォームを通じて関連情報が浸透するにつれ、国内外の視線は決定的な糾弾へと変わっていった。