ここからは、初心者が今日から実践できるメンズメイクの基本ステップを、時系列に沿って詳細に解説します。
ステップ1:メンズメイクの土台を作る「スキンケアの順番」
メイクの持ちと自然さは、ベースとなる素肌の水分量で8割が決まります。「洗顔→化粧水→乳液」の手順を厳守してください。洗顔で皮脂を落とした直後の肌は水分が蒸発しやすいため、30秒以内に化粧水を顔全体に優しくハンドプレスして浸透させます。その後、1円玉大の乳液を薄く伸ばして潤いを閉じ込めます。ここで最も重要なポイントは、乳液を塗った後、ティッシュで軽く顔全体を抑えるか、2〜3分置いて肌表面のベタつきが落ち着くまで待つことです。このひと手間で密着度が劇的に跳ね上がります。
ステップ2:毛穴とテカリを抑える「日焼け止め・下地の順番」
スキンケアが馴染んだら、紫外線対策と皮脂崩れ防止を兼ねた化粧下地(または日焼け止め)を塗布します。メンズの日焼け止め・下地の順番は、スキンケア直後、ファンデーション類の前です。パール粒大を手に取り、額・両頬・鼻・顎の5点に配置し、内側から外側へ薄く均一に伸ばします。男性特有の過剰な皮脂分泌を抑える「皮脂吸着成分(シリカなど)」が配合された下地を選ぶと、夕方のテカリを大幅に軽減できます。
ステップ3:顔色を補正する「メンズBBクリームの塗り方」
顔全体のトーンを均一に整えるBBクリームは、塗りすぎによる「能面化」を避けるテクニックが求められます。直径5ミリ程度の少量を手の甲に出し、指の腹を使って顔の中心(両頬、額、鼻筋、顎先)に乗せます。フェイスライン(輪郭)のキワまで塗り広げず、首との境界線に向かって自然にフェードアウトさせるのがバレない秘訣です。スポンジを使ってポンポンと軽く叩き込むように馴染ませると、摩擦を防ぎつつ毛穴の凹凸を綺麗に埋められます。
ステップ4:局所をカバーする「メンズコンシーラーの順番」
BBクリームだけでは隠しきれない頑固な青ひげ、ニキビ跡、目の下のクマにはコンシーラーを使用します。塗る順番は、リキッドやクリームタイプのBBクリームを塗った直後です。気になるスポットに少量を直接乗せ、カバーしたい中心部には触れず、輪郭(エッジ)の部分だけを指や細いブラシで外側へぼかします。中心部を擦ってしまうとカバー力が失われるため、境目をぼかす意識を徹底してください。
ステップ5:清潔感をキープする「メンズフェイスパウダーの使い方」
液状アイテムを重ねた肌は、油分によりテカリやすく崩れやすい状態です。仕上げに無色のメンズ用フェイスパウダー(皮脂吸着パウダー)を重ねます。パフや大きめのブラシに粉を取り、一度手の甲で余分な粉を落としてから、テカリやすいTゾーン(額・鼻筋)や小鼻、顎先を中心にふんわりと乗せます。頬などの乾燥しやすい部位には軽く滑らせる程度に留めることで、マットすぎない自然なツヤを残せます。
ステップ6:顔立ちを引き締める「メンズアイブロウ(眉毛)の書き方」
ベースが完成したら、眉毛を整えます。眉は男性の顔立ちの凛々しさと清潔感を決定づける最重要パーツです。スクリューブラシで毛流れを整えた後、アイブロウペンシルを用いて、眉山から眉尻に向かって毛の足りない隙間を一本ずつ描き足すように埋めていきます。眉頭は濃く描くと不自然になるため、あえて描き込まず、ブラシで内側へぼかす程度にするのがプロの鉄則です。