Excelでセル内に斜め線を引くアプローチは、大きく分けて「セルの書式設定(罫線)」を利用する方法と、「挿入タブの図形(直線)」を利用する方法の2通りが存在します。作成する表の目的や行の高さの変更頻度に応じて使い分けることが実務での鉄則です。
最も標準的かつ行・列のサイズ変更に強いのが、セルの書式設定を用いる手順です。対象のセルを選択した状態で、ショートカットキー【Ctrl + 1】(Macの場合は【Cmd + 1】)を押すと、瞬時に「セルの書式設定」ダイアログが開きます。
ダイアログ内の「罫線」タブを選択すると、プレビュー枠の左下と右下にそれぞれ斜め線の専用アイコンが用意されています。右下がりの斜め線を引きたい場合は右下アイコンをクリックし、「OK」を押すだけでセルに対角線が描画されます。リボンの「ホーム」タブにある「罫線」ドロップダウンメニューの最下部「その他の罫線」からも同様の画面へアクセスできますが、ショートカットキーを活用することで作業時間を大幅に短縮できます。
一方、角度を細かく調整したい場合や複数の線を同一セル内に引きたい場合は、「挿入」タブの「図形」から「直線」を選択してセル上に直接ドラッグして描画します。この際、【Alt】キーを押しながらドラッグすると、直線の始点と終点がセルの四隅のグリッドに自動吸着(スナップ)するため、寸分の狂いもなく正確な対角線が引けます。