父・一郎から太郎へ!河野洋平の家系図に刻まれた華麗なる権力闘争を詳しくリサーチ! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。

父・一郎の弟である河野謙三の存在も、一族の厚みを語る上で外せない。謙三は参議院議長を長く務め、「参議院の独立」を掲げて党派を超えた調整役として重きをなした。兄・一郎の強硬な政治手法とは一線を画し、柔軟で温厚なリベラリストとして知られた人物である。

さらに謙三は日本陸上競技連盟会長を務めるなど、スポーツ界においても絶大な影響力を誇った。日中国交正常化以前の時代から「ピンポン外交」などを通じて中国側との独自パイプを築き上げた実績は、後の河野洋平のアジア外交に対する姿勢にも多大な影響を与えたとされる。河野家に息づく「独自路線を恐れない血脈」は、謙三の歩みの中にも色濃く表れていた。