日本の歴史において、井桁は武家や商人のシンボルマークである「家紋」としても絶大な存在感を放ってきました。井桁紋は、その清廉なイメージと「家運が泉のように湧き出る」という縁起の良さから、多くの名家に採用されています。
その筆頭格として知られるのが、日本を代表する企業グループのシンボルである住友井桁マークです。住友家の屋号であった「泉屋(いずみや)」にちなみ、清冽な水が湧き出る井戸の枠をかたどった意匠が継承されています。
住友の社章に刻まれた井桁は、単なる企業のロゴマークを超え、創業から数百年続く「信用を重んじ、浮利を追わず」という事業精神の証として現在も重用されています。