同社が誇る業績の安定感は、圧雪車事業だけに依存しない多角的なポートフォリオにある。古くから日本の重工業の一翼を担い、産業機械製造業のリーダーとして君臨してきたバックボーンを生かし、下水処理施設や有機廃棄物からエネルギーを創出するバイオガス発電プラント事業の規模を拡大している。
創業者である大原興の「社会の役に立つ機械を自らの手で造る」という精神は、現在も社風として脈々と生き続けている。気候変動によって雪資源の変動が激しくなる時代において、環境機械分野への進出はリスク分散にとどまらず、新たな成長エンジンとして機能している。特許取得済みの独自技術が支える高い利益率は、名門企業としての堅実な財務体質を支える裏付けとなっている。