栄光と悲劇のドラマ!歴代韓国大統領一覧から紐解く激動の政治史の総合ガイドをお届けします。役立つ情報がチェックできます。

1987年、韓国全土を包み込んだ「6月民主抗争」は、国民自らの手で直接選挙制を勝ち取るという快挙を成し遂げた。この地平の上に立ったのが盧泰愚だ。元軍人でありながらも民主化運動の要求を受け入れ、ソウル五輪の成功や対東欧圏外交で成果をあげた。

続いて登場した金泳三政権は、長年の「軍政」に終止符を打つ待望の文民政権であった。彼は全斗煥・盧泰愚の両元大統領を不法蓄財やクーデターの容疑で法廷に立たせ、過激なまでの過去清算を断行する。しかし、政権末期にはアジア通貨危機が襲いかかり、国際通貨基金(IMF)の管理下に入るという経済的敗北を味わった。

その難局を救うべく登場したのが金大中である。自らも軍政下で死刑判決を受けた苦難の政治家でありながら、経済を力強く再建。対北朝鮮での「太陽政策」を展開し、韓国史上初のノーベル平和賞を受賞した。国民運動による金集め活動など、社会が一丸となって危機を乗り越えた姿は世界中から絶賛された。