ステーキやローストチキン、フォカッチャなどの風味付けにローズマリーを使いたいなら、葉が肉厚で精油成分を多く含む立性の料理用品種を選ぶのが鉄則です。中でもプロの料理人やガーデナーから絶大な支持を集める2大定番品種を紹介します。
■ トスカナブルー(Tuscan Blue)
料理用ローズマリーの最高峰として知られる品種です。幅広で艶やかな濃い緑色の葉を持ち、カンファー(樟脳)系のクリアで清涼感あふれる強い芳香を放ちます。茎が太くまっすぐ伸びるため収穫しやすく、肉料理の臭み消しやBBQの串代わりに使うなど、ダイナミックな料理にも抜群の相性を誇ります。春には鮮やかな紫ブルーの花を咲かせ、鑑賞価値も十分です。
■ マリンブルー(Marine Blue)
日本国内で最も広く流通している代表格です。立ち性が強く生育旺盛で、耐暑性・耐寒性のバランスに優れているため、初心者でも失敗しにくい強健さを備えています。爽やかで親しみやすい香りを持ち、煮込み料理からハーブティー、ハーブバスまでマルチに活躍します。濃い青色の小花を長期間にわたって咲かせる点も人気の理由です。
このほか、葉の油分が多く柑橘系のニュアンスを微かに含む「レックス」や、シルバーがかった葉が美しい「ミス・ジェサップ」なども料理向けとして定評があります。