なぜ、これほど批判を浴びながらもシステムは変わらないのか。その背景には、広告代理店とテレビ局、そして大手スポンサーとの強固なビジネスモデルがある。番組中に流れるCM枠は非常に高額であり、企業側も「社会貢献に熱心な企業」としてのイメージを買うために巨額の出資を行う。
つまり、ランナーのギャラは視聴者からの募金から直接支払われているわけではない。建前としては「企業の広告費(番組制作費)」から捻出されている。しかし、視聴者から見れば、同じ番組内で「募金」を呼びかけながら、裏で「億単位の金」が動いている構図そのものが、倫理的な違和感を生む原因となっているのだ。