胃ポリープの対応を誤らないためには、まず自身に生じたポリープの病理学的な種類を把握しなければならない。医療情報ポータルサイトのMedical Note等でも解説されている通り、胃ポリープの大多数は「胃過形成性ポリープ」と「胃底腺ポリープ」の2つに大別される。この両者は発生機序もがん化リスクも正反対と言ってよいほど異なる。
胃過形成性ポリープは、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染による強い慢性胃炎が主な原因だ。赤みが強く、大きくなると出血や貧血を引き起こす。一方、胃底腺ポリープはピロリ菌未感染のきれいな胃粘膜に発生しやすく、女性や逆流性食道炎の治療薬(酸分泌抑制剤)を長期服用している人に多く見られる。前者はまれにがん化のリスクを伴うのに対し、後者はほぼ心配がいらない良性変化だ。上部消化管内視鏡検査の報告書を確認し、自らのポリープがどちらのタイプであるかを知ることが、適切なケアへの第一歩となる。