日本におけるシールの収集文化は、一朝一夕に生まれたものではない。歴史を遡れば、株式会社ロッテが爆発的ヒットを記録した「ビックリマンシール」がその原点にある。ウエハースチョコのおまけとして社会現象を巻き起こしたあの熱狂は、昭和から平成の子供たちを虜にした。
現在そのDNAは、洗練された「食玩」として令和の時代に受け継がれている。単なる「おまけ」の枠を超え、高精細な印刷や特殊ホログラム加工が施されたシールは、大人の鑑賞にも耐えうるミニアート作品へと進化した。食玩売り場に並ぶパッケージのクオリティは、かつてのビックリマン時代を遥かに凌駕している。