初夏の映画界において、今年の6月は年間興行収入の勢力図を決定づける極めて重要なターニングポイントになる。大手スタジオが威信をかけたハリウッド大作が劇場のメインスクリーンを占拠する一方で、独占配信プラットフォーム発の話題作もかつてない規模で劇場展開を仕掛けてきた。観客の可処分時間をめぐる争奪戦は、もはや従来の公開形式の枠組みを完全に超えている。
話題作の最新映像や独占解禁情報が発信されるたび、SNS上のコミュニティは映画談義で沸き立つ。単なる週末のレジャーにとどまらず、世代を超えた社会現象へ発展しそうなエネルギーを秘めた作品群。前評判通りのロケットスタートを切るのか、あるいはノーマークのダークホースがランキングを狂わせるのか。映画ファンにとって一瞬たりとも目が離せない週末が続く。