読み聞かせにおいて最もトラブルになりやすい要素の一つが「選書」である。自分の価値観だけで難解な本や説教臭い本を選ぶボランティアに対し、子どもたちが退屈してしまう場面は珍しくない。日本図書館協会が発行するガイドラインや選書リストは、子どもの発達段階に応じた適切な絵本選びの重要な基準を提供している。
また、国内最大級の絵本ポータルサイト絵本ナビなどを活用すれば、実際に子どもたちに受けた作品のレビューや対象年齢の目安を簡単に調べることができる。読み聞かせの主役はあくまで子どもたちだ。ボランティア自身の個人的な嗜好や、大人目線の「読ませたい本」を優先するのではなく、子どもが素直に楽しめる良質な作品を選ぶ姿勢が求められている。