体を覆う独特の美しい模様も大きな特徴だ。「虎毛(とらげ)」と呼ばれるこの被毛は、単なる美観だけでなく、山林の中で身を隠す天然の保護色として機能してきた。
毛色は大きく分けて3つに分類される。黒地に赤茶の斑点が入る「赤虎」、黒と赤がバランスよく交わる「中虎」、そして一見すると黒一色に見えながら光の加減で虎柄が浮かび上がる「黒虎」だ。幼犬の時期は真っ黒に見えることが多いが、成長とともに徐々に美しい虎柄が立ち現れる。2年、3年と歳を重ねるごとに完成されていく被毛の変化を見守る時間は、飼い主にとってかけがえのない体験となる。