受験生や保護者が陥りがちな最大の誤解は、「加古川東に届かなくても、第2志願に加古川西を書いておけば安全だろう」という安易な併願設計です。
兵庫県公立入試のシステム上、加古川西を第1志願とする生徒には25点の加算点がつきます。加古川東を第1志願にして不合格となった生徒が加古川西に第2志願で合格するためには、加算点25点(当日点50点分)のハンデを覆す圧倒的な得点力が必要です。加古川東のボーダーぎりぎりで不合格となった受験生は、加古川西の合格ラインにも引っかからず、私立併願校へ進学せざるを得なくなるケースが毎年後を絶ちません。
【併願私立高校の現実的な選択肢】
・須磨学園高校(普通科・特進コース)
・滝川第二高校(特進・プログレス)
・東洋大学附属姫路高校(特進・総合)
・姫路女学院高校、育英高校など
【プロの結論】加古川西高校が向いている人・慎重になるべき人の判断基準
教育社会学および受験心理学の観点から、加古川西高校への進学で最も学力と自己肯定感を伸ばせる生徒のタイプを提示します。
【加古川西高校への進学を強くおすすめできる人】
・トップ校の過度な競争ストレスを避け、部活動や行事も全力で楽しみながら国公立・関関同立を目指したい人
・中学時代に内申点を手堅く確保し、コツコツと基礎を固める学習習慣が身についている人
・国際市民類型などを活用し、総合型選抜や推薦入試で早期に大学進路を切り拓きたい人
【志願に慎重になるべき人】
・「進学校に入れば自然と大学へ受かる」と受け身で、指示待ちになりがちな人
・旧帝国大学(東大・京大・阪大)や国公立大医学部への進学を絶対条件としている人(加古川東高校や私立中高一貫校の最上位コースを視野に入れるべき)