この人気は今や日本国内にとどまらない。北米やヨーロッパ、アジア圏のプレスクールでも、読み聞かせの定番として定着しつつある。翻訳版が出版されている地域はもちろん、日本語の音の響きをそのまま活かした「オノマトペ読み聞かせ」が現地で評判を呼んでいるのだ。
パリ郊外の保育施設で働く保育士は語る。「『だ・る・ま・さ・ん・が』の韻を踏むような音律と、だるまのコミカルなポーズは、フランスの子供たちにも一瞬で伝わる。『どてっ』の場面では国籍問わず全員が大爆笑するよ。言葉の壁をこれほど簡単に飛び越える絵本は他にない」。日本語特有のリズムとオノマトペが持つ感覚的な魅力が、グローバルな現場でも絶賛されている。